私は一介のサラリーマン。ふるさと納税には関心があったのですが、それ以上前には進まず、納税するまでには至っていませんでした。
しかし、とうとう今年(2016年)はふるさと納税にチャレンジ!やはり実際にやってみると、色々わかるものですね。
今回私は、ふるさと納税を新潟県湯沢町に寄付したのですが、その体験を通じて、ふるさと納税の目的・メリット・手続き・サラリーマンなら確定申告が不要となる「ワンストップ特例制度」の申請方法などをご紹介していきましょう。
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ふるさと納税とは?そもそもの目的は?どんな人がやっているの?
ふるさと納税は気にはなっていましたが、意外にも私の周りでは職場でも友人との間でも話題になることはありませんでした。
話題にならないのは私の周りだけ?いやいや実際にふるさと納税をしている人は最近でも納税者の10%くらいとのこと。まだまだ実際に行っている人は少ないと感じますね。
このような中、ふるさと納税(寄附)している人の目的は次の3つのようです。
(1)ふるさと納税は好きな自治体を選んで寄附(社会貢献)ができる。
(2)ふるさと納税を行うと所得税・住民税が控除(年間の上限額あり)される。
(3)ふるさと納税を行った自治体から返礼品(還元される)がもらえる。
(1)ふるさと納税は好きな自治体を選んで寄附(社会貢献)ができる。
自分で寄附したい自治体を選んで寄附の使い途(社会貢献)を指定することもできます。
ふるさと納税という呼称ですが、実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。そして全国どこの自治体でも寄附ができます。
(2)ふるさと納税を行うと所得税・住民税が控除される。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されますが、ふるさと納税では、所得や家族構成に応じた一定額(年間上限あり)までは納税額(寄附金)から2,000千円を除いた納税金額分が所得税・住民税から控除されます。
例えば10,000円のふるさと納税(寄附)を行った場合、
2,000円は自己負担で10,000円‐2,000円=8,000円の所得税・住民税が控除されるというイメージです。
(3)ふるさと納税を行った自治体から返礼品(還元される)がもらえる。
ふるさと納税を行った自治体からそのお礼として納税金額に応じた返礼品がもらえます。
2,000円は自己負担ですが、2,000円を除いた納税金額とほぼ同額の所得税・住民税が控除され(年間上限あり)、さらに返礼品(還元される)がもらえるということです。返礼品は自治体によって特徴(魅力)があり、内容も還元率も異なります。返礼品を目当てに自治体を選んでいる人が多いのはこの理由からですね。
(2016年12月28日 総務省HPより)
出典:総務省HP
ふるさと納税を新潟湯沢町に決めました そのポイントは?
私がふるさと納税先を新潟県の湯沢町に決めたポイントは、学生時代には石打丸山、ガーラ、岩原、神立やかぐらと何度も通ったスキー場がある場所であり、数年前には中古のウサギ小屋程度のリゾートマンションを購入した想いがこもった町です。
今は四季折々の自然と旨い酒、美味いもの、もちろんスキーも堪能しています。
その湯沢町で毎年9月に秋桜ハーフマラソンが開催され私も参加しております。今年も参加し、その際参加の記念品の中に同封されていたふるさと納税に関するチラシが今回の寄付のきっかけ。※秋桜ハーフマラソンについては後日改めてご紹介します。
▼秋桜ハーフマラソンでもらったふるさと納税湯沢町の案内です
私にとって言わば湯沢は大切な第二の故郷ですね。これからも街づくりや素晴らしい自然の景観をいつまでも大事にしてほしいいとの願いと想いで湯沢町へのふるさと納税を決めました。
ふるさと納税(寄附)は、ふるさと納税を行う方によって、それぞれに目的や想いがあると思います・・・。
出典:湯沢町HP(2016年12月)
サラリーマンへふるさと納税のおすすめ そのメリットと控除額の上限は?
私は一介のサラリーマン。当然ながら毎月きちんと納税(所得税と住民税)しています。その額今年2016年度は月々住民税66,200円、所得税27,940円で年額では合わせて約100万円。
結構な金額に世のサラリーマンなら何とかならないのかと思うのが正直なところではないでしょうか?
そこで、ふるさと納税(寄附)を利用して納税額を減らしてみてはどうでしょうか。
前述したように2,000円は自己負担となりますが、納税額(寄付金)から2,000円を除いた寄付金額分が所得税・住民税から控除され、さらに納税額(寄付金)に応じて返礼品として還元もされます。
サラリーマンの場合、全額控除されるふるさと納税額(平成27年から拡充された年間上限)はふるさと納税を行う方の給与収入と家族構成で計算されますので、総務省よりHPに掲載されている下の表を参考にしてください。
※下の表は、住宅ローン控除や医療費控除等、他の控除を受けていない給与所得者のケースで、年金収入のみの方や事業者の方、住宅ローン控除や医療費控除等、他の控除を受けている給与所得者の方の控除額上限は表とは異なりますのでご注意ください。
※自己負担額の2,000円を除いた全額が所得税(復興特別所得税を含む)及び個人住民税から控除されるふるさと納税額の目安一覧(平成27年以降)
出典:総務省HP(2016年12月)
私の場合、住宅ローン減税を受けておりますので、上記控除額上限を基に直接市役所に電話で問い合わせてみました。
妻帯者あり、扶養家族無しですので、上の表をからは212,000円ですが、実際に問い合わせてみると、面倒なこともなく、5分くらいで控除額上限の目安が15,2000円とおしえていただきました。
当然ながら住宅ローン減税は個人によって異なりますので、実際に住宅ローン減税を受けている方がふるさと納税を申請する場合は住民税・所得税の納税先の市町村区へ問い合わせをおすすめします。
控除額の上限を超えたらふるさと納税ができなくなるわけではないので、問い合わせはあくまで控除額の上限を気にする方ですね。
サラリーマンのふるさと納税手続きは面倒?簡単?確定申告は不要?
新潟の湯沢町にふるさと納税(寄付)を150,000円申請しました。私の場合、湯沢町へ寄付することを決めておりましたので、湯沢町のHPへアクセスしふるさと納税の内容を確認。
HPに掲載されているふるさとチョイスのバナーからふるさとチョイス会員登録をし、11月27日(日)にクレジットカード決済で申し込み、翌28日(月)に決済完了しました。
その際に、サラリーマンの方で確定申告を不要にしたい場合は、寄附金税額控除に係る申告特例申請書を要望することをお忘れなく。
▼ふるさとチョイスから届いた新潟県湯沢町へのふるさと納税決済完了メール▼
12月3日に湯沢町役場企画政策課より、「寄附金税額控除に係わる申告特例申請書」が届きました。
▼寄附金税額控除に係わる申告特例申請書(ワンストップ特例申請)一式▼
「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」(第55号の5様式)にマイナンバーの個人番号を記載し捺印(名前は申請書に記載されていました)、「個人番号確認の書類」と「本人確認の書類」のコピーを合わせて返送しました。
▼寄附金税額控除に係わる申告特例申請書(ワンストップ特例申請)の記入例と申請書▼
12月10日に湯沢町役場企画政策課より、寄附金税額控除に係わる申告特例申請書(ワンストップ特例申請)を受け付けましたという寄附金税額控除に係わる申告特例申請書受付書が届きました。
▼寄附金税額控除に係わる申告特例申請書受付書▼
12月17日に湯沢町役場企画政策課より、寄附金受領証明書としての領収証書と返礼品である「ありがとう湯沢」応援感謝券が届きました。
▼寄附金受領証明書「領収証書」▼
湯沢町の返礼品は、「ありがとう湯沢」応援感謝券のみでしたので選択の余地はありませんが、湯沢町での宿泊、飲食、店舗で使用できる1枚1,000円の金券で、湯沢町の活気づくりにお役立ちできるものだと思います。
湯沢でスノースポーツを楽しむ方にも使い勝手が良さそうです。
▼ふるさと納税湯沢町の返礼品「ありがとう湯沢」応援感謝券▼
▼「ありがとう湯沢」応援感謝券の取扱店マップ▼
▼「ありがとう湯沢」応援感謝券の取扱店一覧(256店)▼
ふるさと納税を実際にやってみると、手続きは意外や意外簡単でした。アマゾンや楽天、ネットスーパー等で買い物をする感覚と同様と考えていただければよいと思います。
ただ手続きはそのものは簡単ですが、それよりも寄付する自治体を選んだり、返礼品を選ぶことに迷ったりする方ことに時間が掛かったりして、面倒と感じる場合があるかもしれません。
私の後に私のマネをして妻もふるさと納税を行いました。
妻は返礼品が先にありきで、カニを目当てに沢山の自治体を比較していました。寄付金の還元率の高い自治体はどこか?カニも種類が豊富で毛ガニかタラバかズワイか?など・・・。相当迷っておりました。
色々比較したり見ていると地域の特徴など知り得ることもあったりして、ふるさと納税ならでは楽しみ・・・かも?
こんな私がおすすめするふるさと納税先の決め方は、次のような手順になります。
1.応援したい行政(市町村)から選ぶ(ふるさと納税したいと思う行政(市町村)
2.金額から選ぶ
3.返礼品から選ぶ(人気サイト)
まとめ(ふるさと納税をやってみての感想)
一介のサラリーマンの私が実際にふるさと納税を行ってみてズバリ、私はサラリーマの皆さんにふるさと納税をおすすめしたいと思います。
なかなか普段サラリーマンには社会貢献する機会がそうあるものではありません。ふるさと納税は納税という名の寄付金です。全国どこでも寄付する自治体が選べて、寄付金の使い途も指定できるので、それぞれの想いを寄付金を通してお役立ちに活かせると思います。
湯沢町からいただいた返礼品(応援感謝券)については、改めてこの冬スキーとともにお酒と湯沢の旨いもの楽しみながら紹介したいと思います。
See you again! by gabu
▼ふるさと納税湯沢町の返礼品(金券の応援感謝券)でへぎそばを食べました!
▼岩原スキー場ピザで有名なピットーレでふるさと納税湯沢町返礼品を使用!